【保育士資格をもつママ直伝】子どもを工作好きにしたい!できる事3選

お子さんに「工作好きになってもらいたい」という親御さんは多いですよね。

工作には沢山の工夫が必要です。「ここはこうしたら素敵かな」とか「もっとこうした方がかっこいいかな」とか、この工夫、が工作の大事なポイントなんです。この工夫の思考力は、大人になっても生活や仕事の中で必要とされる大切なものです。お子さんに工作を好きになって、沢山の豊かな工夫を学んでいってもらいたいですよね。

子ども達が工作を「楽しい」と感じる時のポイントの1つに、『今の発達にあっているかどうか』が挙げられます。子ども達は、保育園や幼稚園でイキイキと作品作りに取り組んで、嬉しそうに持ち帰ってきますよね。それは勿論お友達や先生と作っている、という楽しさもありますが、『今の子どもの発達にあったやり方や、教材、道具を先生方が選んでくれているから』でもあります。

ここでは、子どもとの遊びの中で、

①親はどんなことを意識して見守るのがよいか

②子どもの為にどんな準備が必要か(知っておくとよいこと・揃えておきたい道具)

③おうちにあるもので簡単にできる、楽しい工作遊び3つ

をご紹介していきますね。

目次

子どもの工作と、親の役割

工作の主役はお子さんです。パパ、ママの役割は、

  1. 『描いたり作ったりする活動は楽しく、素敵なことである』ということを伝えること。
  2. プロセスを大切にすること、共感して、一緒に感動すること。
  3. 作品の出来にこだわらず、その絵がどうして描かれたのかを、子どもの生活に寄り添いながら理解し、気持ちをうけとめてあげることです。

今、我が子はどんな時期? 年齢と発達を確認しよう

年齢・発達過程によって、子どもが喜ぶ造形活動、遊びにも特徴があります。お子さんが今おおよそどんな時期にあるのかを確認してみましょう。

造形活動の発達発達過程
  無意味期(2~3歳)
目的意識のあるものは少なく、粘土をこねたり、紙をちぎったり、砂遊びをしたり、というような遊びが中心に。
【おおむね2歳】
基本的な運動機能や、指先の運動機能が発達する。それに伴い、身の回りの事を自分でしようとする。発生が明瞭になり、語彙も著しく増加し、自分の意思や欲求を言葉で表出できるようになる。象徴機能の発達により、大人と一緒に簡単なごっこ遊びができるようになる。
②  象徴期(3~4歳)
意味づけをしながら遊ぶようになります。
【おおむね3歳】
基本的な運動機能が伸び、それに伴い食事、排泄、衣類の着脱などもほぼ自立できるようになる。話し言葉の基礎が伸びて、盛んに質問するなど知的好奇心が高まる大人の行動や日常生活において経験したことをごっこ遊びに取り入れたり、象徴機能や観察力を発揮して、遊びの内容に発展性が見られるようになる。予想や意図、期待もって行動できるようになる。自我の成長に伴い、自分、家族、友達、先生といった関係がわかりはじめ、大人の行動などをごっこ遊びの中に再現するなどしながら、人やものへの理解を深めることにより、社会性がはぐくまれる。
③  想像活動期(4~7歳)
表現意欲が盛んになり、道具を使った製作を好むようになります。
【おおむね4歳】
全身のバランスを取る能力が発達し、体の動きが巧みになる。自然など身近な環境に積極的に関わり、様々な遊び方を体得していく想像力が豊かになり、目的をもって行動し、つくったりかいたり試したりするようになるが、自分の行動やその結果を予測して不安になるなどの葛藤も経験する。仲間とのつながりが強くなる一方で、けんかも増えてくる。その一方で、決まりの大切さに気付き、守ろうとするようになる。感情が豊かになり、身近な人の気持ちを察し、少しずつ自分の気持ちを抑えられたり、我慢ができるようになってくる。
                        ※引用:保育所保育指針 第二章「子供の発達」2発達過程(4)~(6)

意識しておくとよいポイント

子どもとの造形活動の際に意識しておくとよいポイントとして、保育園での保育の指針が参考になります。

(抜粋)

(オ)表現

感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする

(ア)ねらい

①いろいろなものの美しさ等に対する豊かな感性をもつ

②感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ

③生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ。

(イ)内容(抜粋)

①水砂土紙粘土など様々な素材に触れて楽しむ。

生活の中で様々な、音、色、形、手触り、動き、味、香りなどに気付いたり、感じたりして楽しむ

生活の中で様々な出来事にふれ、イメージを豊かにする

⑥感じたこと、考えたことなどを音や動きなどで表現したり、自由に描いたり、作ったりする。

色々な素材や用具に親しみ、工夫して遊ぶ。

⑨描いたり作ったりすることを楽しみ、それを遊びに使ったり飾ったりする。

(参考:保育所保育指針 第三章「保育の内容」1「保育の内容」(2)「教育に関わるねらい及び内容」オ表現)

おすすめの工作道具

お子さんが「工作が好き」になるのには、工作道具が『子どもの手の大きさにぴったりあっていること』や『子どもが扱いやすい』ものを用意してあげることが、大切なポイントです。

特別なにか高価なもの、というのでなく、

  • 1~2歳のお子さんの指にぴったりあうハサミ
  • 幼児にも扱いやすい、どっしりしたセロハンテープ台
  • 低年齢のお子さんには固形の絵の具

など、おうちにもあると工作がしやすくなる道具について、別記事に纏めましたので参考にしてくださいね。

家にあるもので簡単にできる、楽しい工作遊び3つ

特別な材料でなく、家にあるものでできる工作を絡めた遊びをご紹介していきますね。

(1)はじめての折り紙は、みたて遊びで楽しみながら!

子供と『初めて折り紙をやってみよう』という時、
「何の折り方を教えたらいいんだろう?簡単なのってどんなのがあったっけ…?」と悩みませんか?

実は、小さな子どもには、(折り方の本のように)『手順通りに折る』というのは、かなり難しい事なんです。

最初は、ただ2つに折った三角を、何かにみたててみましょう。まずはお手本を見せてあげてください。

材料

折り紙、サインペン

遊び方

①折り紙を2つに折ります。

折り紙を2つに折っただけの三角形。
何に見えるかな? おにぎり?サンドイッチ?


私はもう1つ折って目を描いて、息子の好きな『鳥』にしてみました^^
羽にみたててパタパタさせてやると、喜んでくれました。

「もう1羽作って~!」と言われたので、辺と辺を合わせて、2つに綺麗に折ることを教えました。

『指でアイロンするんだよ』と声をかけます。他の色の紙で小鳥や、黒色で大きなカラスを作ってごっこ遊びが始まりました^^ (写真の鍋敷きは巣だそうです笑)

あとはいくつでも作らせてあげましょう。

そのうち、次はこんなのつくりたい、と本人の方で色々工夫しだします。
この工夫、が工作の大事なポイントなんです。

(2)チラシを使った、リアルおかいものごっこ

チラシを使うおかいものごっこは、

①ハサミを使うというという工作要素と、②リアルなお買い物ごっこが楽しめるという
2つの楽しみポイントがあります。

つかうもの

スーパーのチラシ、ハサミ

新聞をとっていないというご家庭はポストに入るデリバリーや、ピザやさんの広告なんかも楽しいですよ!

遊び方

①好きな広告から野菜や生活用品など、好みのものを切り出していきます。

②画用紙に並べて、お店やさんを作る

③お店やさんごっこスタート♪

(3)寒天ゼリーで、言葉もひきだす感触遊び

これはモンテッソーリ教育の考え方ですが、子どもたちは『感覚の敏感期』にあります。五感への刺激を大切にしています。

何故なら、人は五感を使って、外界と繋がっていくからです。

幼少期に必要な事は、脳の発達しているこの時期に、様々なものをキャッチできるアンテナを磨く事が、とても大切です。刺激の受けない部分は、「必要がないものだ」と脳が判断し、成長をやめてしまうのです。  

子どもがスーパーのお肉パックを押したり、壁でも地面でもなんでも触る…思い当たりますよね^^

外の世界の情報を触覚を使って感じようと手を伸ばし、それを言葉に繋げていきます

言葉を獲得するためには、環境を用意する必要があります

今回は口に入れても安心な素材で、『感触』を用意してあげましょう。

(※小さなお子さんが口に入れても安全な素材で作っていますが、味もない遊び用なので、食べることはおすすめしません^^;)

材料

粉末寒天(もしくはゼラチン)、食紅などの着色料、ゼリーを作るトレイ(後でクッキー型で抜くので浅目が良い)、クッキー型

作り方

  1. 寒天・ゼリーの箱の指示に従って、トレイに色寒天を作ります。(トレイに寒天を流し、食紅をたらして色をつけます)
  2. 粗熱をとり、冷蔵庫で冷やし、固まったら完成です。
  3. トレイからお皿に、寒天を取り出します。

遊び方

お皿の寒天を自由に触らせてあげてください。

クッキー型で抜くもよし、抜いたものをつぶしてみてもよし、水に浮かべてみたりおたまですくってみたり、氷を入れてみたり、凍らせてまた触ってみたり…。

【ここがポイント】触るとどんな感じがするか、聞いてみましょう。『ぷるぷる』『ぷよぷよ』『ひんやりする』『冷たい』『気持ちいい』などなど、子どもから出てくる言葉に共感しながら、いろんな言葉の引出しを作ってあげましょう。

【オススメ】 沢山の言葉を獲得するためには、環境を用意する必要があります。子どもはパパ、ママの話しかける言葉、周りの人から聞こえてくる言葉全てを吸収しています。言葉を増やしてくれる絵本のおススメが、「うごきのことば」「ようすのことば」です。この絵本の動きをしながら、読むととても盛り上がりますよ。

<材料のご参考>

【保育士資格をもつママ直伝】子どもが工作好きになる!準備と遊び3選のまとめ

いかがでしたか? 今のお子さんを客観的に観察しながら、今何を感じて何を表現しようとしているのか、内面的なことにも配慮しながら是非見守ってみてください。お子さんのいろんな面が見られて面白いですし、お子さんもパパ、ママが一緒に楽しんでくれることで、きっと工作が好きになっていきます。親子での工作遊びを沢山楽しんでくださいね。

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この記事を書いた人

4歳の息子、1歳の娘がいるアラサーの専業主婦です。
息子が1歳の時に、独学で保育士資格を取得しました。
専業主婦になったきっかけは、子ども達と過ごす時間をずっと楽しみにしていたから。『子ども達との時間や子ども達への思いを自分の言葉で残す』ためにブログを書いています。

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