2023年3月14日(火)~6月18日(日)上野の国立科学博物館(以下、科博)にて特別展「恐竜博2023」が開催中です。
これは数年おきに科博が主催するもので、前回の特別展「恐竜博2019」では記録的な68万人を動員。
50年以上の時を経て全貌が判明した「デイノケイルス」や、北海道から全身化石が発見され、新種と認定を受けた「むかわ竜」が展示され、連日長蛇の列ができました。
今回の特別展「恐竜博2023」のポスターは、「今度の主役は『トゲトゲ』だ!」ー。
今年の恐竜博も、開幕直後から多くの恐竜ファンが上野に駆け付け、既に多くのクチコミがSNSに掲載され始めましたね。今回も最新の恐竜情報が満載の、「恐竜博2023」。ぜひ肉眼で迫力を堪能してくださいね。
特別展「恐竜博2023」 | THE DINOSAUR EXPO2023 開催概要
東京会場
会期 | 2023年3月14日(火)〜6月18日(日) |
会場 | 国立科学博物館(東京・上野公園) |
開館時間 | 9時〜17時(入場は16時30分まで) |
休館日 | 月曜日 |
公式サイト | https://dino2023.exhibit.jp |
大阪会場
会期 | 2023年7月7日(金)〜9月24日(日) ※予定 |
会場 | 大阪市立自然史博物館(大阪・長居公園) |
音声ガイドナビゲーターが俳優・賀来賢人さんに決定!
本展の音声ガイドナビゲーターは、多くの映画やドラマなどに出演し、幅広く活躍する俳優の賀来賢人さんに決定しました。
実は大の恐竜好きで「恐竜博」の開催をとても楽しみにされているとか。
音声ガイドでは、本展を監修した真鍋真・国立科学博物館 副館長の解説や、恐竜クイズを交えながら、一緒に会場を巡るように楽しくご案内いただきます。
プロフィール
俳優。1989年生まれ。2007年に『神童』で俳優デビューし、映画・ドラマ・舞台で活躍する。
近年の主な出演作は映画『今日から俺は!!劇場版』(2020年)、ドラマ『半沢直樹』(2020年)、ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2021年)、
ドラマ『マイファミリー』(2022年)、アニメ映画『金の国 水の国』(2023年)、映画『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2023年予定)、
Netflixドラマ『忍びの家 House of Ninjas』(2024年予定)の配信も控えている。
音声ガイドについて
[貸出料金]
一般・大学生600円、高校生以下550円 ※お一人様一台
[アプリ販売価格]
650円 (配信期間中は展示室外でも視聴可能。配信期間は展覧会会期中を予定。)
※価格はいずれも税込
平日限定の音声ガイドセット券を販売予定です。
チケットには、数量限定でフィギュアセット券も!
入場券
[入場料] 一般・大学生2,200円 小・中・高校生600円
[販売場所] ART PASS、ローソンチケット、あさチケ、アソビュー!
各種企画チケット
海洋堂フィギュアボックスセット券/5,800円
本展の入場券(一般・大学生)1枚と、ズール2種、ティラノサウルス、マイプ、ゴルゴサウルスの全5種のフィギュアがセットになったチケット。
フィギュアカラーは、翡翠をイメージした【シャイニー・ジェイドカラー】の特別仕様。光をあてると輝きを放つ質感を表現しています。特製パッケージ入り。
※数量限定
※お一人様1枚のみの購入制限あり
※フィギュアボックスは、本展会場内の特設ショップにて引き換え
※海洋堂フィギュアは会場内特設ショップでカプセルトイとしてフル彩色バージョンを販売予定(各500円)
[販売場所] ART PASS
平日限定音声ガイドセット券(一般・大学生対象)/2,700円
※数量限定
※土・日・祝日はご利用いただけません
[販売場所] ART PASS、ローソンチケット、あさチケ
平日限定ペア券(一般・大学生2名対象)/4,200円
※土・日・祝日はご利用いただけません
※1名で2回ご覧いただくこともできます
[販売場所] ART PASS、ローソンチケット、あさチケ
ナイトミュージアム券
- 一般・大学生 3,100円/2,200円 (「特製ネックストラップ付きLEDライト」あり/なし)
- 小・中・高校生 1,500円 / 600円 (「特製ネックストラップ付きLEDライト」あり/なし)
※照明を落とした閉館後の博物館で迫力満点の展示を満喫!本展監修の真鍋真・国立科学博物館 副館長のポイント解説付き。
※特製ネックストラップ付きLEDライトは当日会場でも1,100円で販売予定。会期中、特設ショップでも販売予定ですが、数に限りがあります。
※数量限定
※本チケットに限り、一般・大学生1人につき、未就学児2名まで予約不要です。
※無料対象の方も、本イベントにご参加される場合は入場券をご購入下さい。
開催日時 3月28日(火)、29日(水)、4月3日(月) 18:00~21:00
各日 ①18:00 ②18:45 ③19:30 の中から入場時間をお選びいただきます。
[販売場所] ART PASS、ローソンチケット、あさチケ
オリジナルグッズの内容を一部紹介!
本展会場内特設ショップにて販売する本展オリジナルグッズの一部を紹介します。
※価格はいずれも税込
筆者のイチオシは、水島篤さんの日本画手ぬぐい
「恐竜博2023」の公式サイトには写真掲載がありませんが、筆者のおススメのグッズはこちら。筆者のツイートが、3月18日現在307いいね、60RT拡散されました。
本日開幕の「恐竜博2023」、
— 探究舎🦖恐竜イベント情報発信中 (@houbou_dinaso) March 14, 2023
オススメ恐竜グッズ沢山ありますが、美しいとしか形容しようがない水島篤さんの手ぬぐい。
「これ、絵じゃなくて手ぬぐいなんだよ…!」感が出るように端を折って撮影してます。
手ぬぐいのザラザラ感が、日本画の雰囲気にとても合っていて、本当に素敵です…! https://t.co/R3QKwOlxE9 pic.twitter.com/12SyaebViC
生物フィギュア造形で世界的に評価の高いフィギュアメーカー海洋堂が、最新学説をもとに恐竜を綿密に立体化!
本展会場限定で、フルカラー版オフィシャルカプセルフィギュアが登場!
ラインナップは、日本初公開の“美しき鎧竜”「ズール」、ズールと対峙する捕食者「ゴルゴサウルス」、新種の大型肉食恐竜「マイプ」、恐竜王「ティラノサウルス」などの生体復元と骨格モデル全5種類。
遊☆戯☆王とのコラボレーション!
メガラプトル類をイメージした描き起こしイラストによる限定商品2種が登場。
ご購入いただくと、購入特典として遊戯王OCG、遊戯王ラッシュデュエルの特典カードを配布いたします。
配布条件やラインナップは展覧会公式サイトでお知らせします。
※4月3日(月)から展覧会特設ショップで販売予定
※画像はいずれもイメージです
※購入制限を設けている商品もございます
その他のグッズ情報は展覧会公式サイトおよび公式SNSにて順次公開予定。
その他、最新オリジナルグッズ情報はこちら。
展示構成
本展では、鎧竜史上最高の完全度と謳われるズール・クルリヴァスタトルの実物化石を中心に、身を守るためにトゲやプレートを進化させた装盾類(そうじゅんるい:剣竜と鎧竜の総称)の進化について解説しながら、恐竜たちの「攻・守」という観点から恐竜の進化を読み解きなおします。
「守」を代表する恐竜として取り上げるのが、アンキロサウルス類の鎧竜・ズールです。
その実物化石はカナダ・ロイヤルオンタリオ博物館(ROM)以外では初公開となります。
ズールは、頭骨から尾の棍棒まで揃って、アメリカの約7600万年前の地層から発見されました。アンキロサウルス類では初の事例です。
全長約6mもあり、アンキロサウルスと肩を並べる最大級の鎧竜です。
本展では、鎧竜類に特徴的な頭部から背中を覆う装甲、尾の棍棒までを展示します。
「攻」を代表する恐竜としては、ズールと同じ時代に生きたゴルゴサウルス(ティラノサウルス類)の全身復元骨格もズールの全身復元骨格と相対するように展示。
当時の恐竜たちの「攻・守」を臨場感ある展示で体感いただきます。
また、2020年に国立科学博物館とアルゼンチン自然科学博物館との共同調査チームが発掘し、2022年に新種と発表された、南半球の頂点的存在だったといわれる肉食恐竜マイプ・マクロソラックスを、白亜紀最末期に北半球の生態系のトップにいたティラノサウルス・レックスなどと対比させながら紹介。
「攻・守」を切り口に、最前線の研究や、恐竜絶滅の謎に迫ります。
特別展「恐竜博2023」の みどころ
「攻・守」が進化させた恐竜たち!
今からおよそ2億3000万年前の中生代三畳紀、最初期の恐竜は全長1mくらいの肉食だったと考えられています。
その中から豊富な資源である植物を主食とする恐竜が出現し、恐竜の形や大きさに多様性が生まれました。
本展では、究極の防御のためにトゲやプレートを進化させた装盾類の進化、そのような進化に対抗しなくてはならなかったさまざまな肉食恐竜たちの進化を比較しながら、恐竜たちの「攻・守」をキーワードに、恐竜学の最前線を解説します!
鎧竜屈指の完全度を誇るズール 全身実物化石が日本初上陸!
©Royal Ontario Museum photographed by Paul Eekhoff
肉食恐竜から身を守るためのトゲトゲした骨質のウロコからなる装甲、肉食恐竜の骨を破壊するような強力な棍棒をもつ尾が特徴。
「クルリ」はラテン語で脛、「ヴァスタトル」は破壊者を意味しており、長さ3mもある尾の先にある推定7kgの棍棒を振りまわすと、ゴルゴサウルスの脛をも破壊する威力があったと考えられています。
1個体で頭骨から尾の棍棒まで発見されたのはアンキロサウルス類で初めて。
その完全度、保存状態の良さから、鎧竜の進化を解明する大きな手がかりのひとつとなる恐竜です。
頭骨から尾の棍棒までを、生きていた時の姿のように観覧できる展示手法に世界で初めて取り組みます。
北半球の王者 ティラノサウルス類
©Courtesy of The Royal Saskatchewan Museum
ズールと相対したゴルゴサウルスなどのティラノサウルス類は、白亜紀後期に急激に大型化し、アジアと北アメリカの生態系で食物連鎖の頂点に上り詰めました。
本展では、ゴルゴサウルスや史上最重量個体のティラノサウルス「スコッティ」などから、恐竜の「攻」の進化に迫ります。
南半球の王者 新種の肉食恐竜、マイプ・マクロソラックスを日本初公開!
photographed by Matias Motta, 2020
本展監修者の真鍋真(国立科学博物館 研究調整役 兼 副館長)らの調査隊によって、2020年にアルゼンチンで発掘され、2022年に新種として命名された肉食恐竜。
推定全長9mはメガラプトル類の中で最大級であり、白亜紀最末期の種だと考えられるマイプ。
この発見により、北半球の王者ティラノサウルス類に対して、南半球ではその座にメガラプトル類がいたその可能性が高くなってきました。
カナダ最大の総合博物館 ロイヤルオンタリオ博物館について
©Royal Ontario Museum
1914年に開館し、北米の文化施設のトップ10に入る、カナダで最大かつ最も総合的な博物館です。
1300万点を超えるトップクラスの美術品や自然史標本が収蔵されており、40のギャラリーや展示スペースで紹介されています。
同館は、恐竜をはじめ化石発掘の野外調査を実施する屈指の研究機関として、
またコレクションに基づく博物館研究の国際的リーダーとして、芸術、文化、自然界に対する我々の理解を深めるために極めて重要な役割を果たしています。
100年以上にわたり行われている古生物学の野外調査で世界的に重要な恐竜やその他の化石のコレクションを収集、収蔵し、その成果は世界最高水準の古生物学ギャラリーで見ることができます。
実際に行かれた方のクチコミ
探究舎に集まっているクチコミ
SNSのクチコミ
一昨日、
— 🌈Gdad_Tokyo🌸 (@Gdad_Tokyo) March 17, 2023
国立科学博物館で開催中の恐竜博2023に行って来ました😃
ズールとゴルゴサウルス。
ティラノサウルスのスカティとタイソンの揃い踏み❗️
そして
初めて見たメガラプトルも、かっこよかった❗️
骨格展示のフォルムは臨場感があってむちゃくちゃかっよかったです❗️ pic.twitter.com/LPB5kdjx3U
恐竜博2023に行ってきた🦖
— あららぎ蒼史 (@s_araragi) March 17, 2023
話題のズール・クルリヴァスタトルは本当に生きてるみたいな皮膚だったのと、お目目がね…ウミガメやトカゲみたいな優しそうな目をしていてちょっとね…切なくなったわ…
ティラノ2頭は超ド迫力!ジュラシックパーク見たくなった pic.twitter.com/lkQRgjkpMN
筆者の「ココは見逃すな!」
とくにお子さん連れですと、混雑している展示など、見逃してしまうこともありますよね。
みどころが沢山ある恐竜博2023ですが、「ここは見逃さないで!」というポイントだけ▼に纏めてあります。