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【買える化石博物館】子連れで潜入してきました!

みなさんは、「化石を買う」という経験をしたことがありますか?

「博物館の一角や、恐竜イベントで」という方はいらっしゃるかもしれませんが、「化石屋さん」に入ったことがある方は少ないのではないでしょうか?

そもそも国内では対面で購入できる専門店は少ないですし、

購入した化石の飾り方がわからず、「購入時のケースに入れたまま」「引き出しにしまっている」「子どもの宝箱に入っています…。」という方も多いのでは。

そんな方にぜひ訪れて頂きたいのが、2024年8月23日(金) 、福岡県福岡市中央区赤坂のけやき通りにオープンする、「買える化石博物館」

「オンラインでなんでも手に入る時代だからこそ、自分の目で色んな方向から見て、そのストーリーを感じて、気に入った化石をアートのように、普段から身近に置くようなライフスタイルを提案したい」という考えのもと、オープンするお店だそう。

アイコニックなケブカサイの頭骨(なんとこれも実物化石!)と、シックでセンスのいい店内は、SNSでも注目度抜群。

探究舎にて、どこよりも早く店内取材させて頂き、投稿した動画はわずか3日間で2.3万再生!いいねが700以上!コメントも200件超とバズっており、九州だけでなく、全国から注目を集めています…!

ホウボウ

「それでいったいどんな雰囲気なの?」「どんなお店なの?」という
皆さんの疑問を解決するべく、今回、福岡在住のライターゆきさんと、そのお子さんに、オープン前の店内を取材してもらいましたよ

目次

「買える化石博物館」とは

買える化石博物館(英語名 Fossil Emporium & Museum)は2024年8月23日(金)に福岡市中央区赤坂のけやき通りにオープンした、SNSでも話題の化石ショップです。

  • 所在地:福岡市中央区赤坂2-6-5
  • 営業時間:火曜〜金曜:11時〜18時、土曜:10時〜19時。
  • 定休日:日/祝/月曜日、その他年末年始、夏季休暇他。
  • アクセス:西鉄バス 赤坂3丁目バス停より徒歩1分、空港線 赤坂駅より徒歩13分、七隈線 六本松駅より徒歩13分。

オープン前の「買える化石博物館」にお邪魔してきました!

美しく化石が並ぶ店内の様子

2024年8月23日(金) 、福岡市中央区赤坂「買える化石博物館」がオープンします!

この「買える化石博物館」。その名の通り、博物館のように珍しい化石を眺めることができ、じっくり見て、触って、購入することができるんです。もちろんホンモノの化石ですから、全て一点もの。

何でもオンラインで手に入る現代だからこそ、オーナーは敢えて「リアルな店舗での販売」にこだわっているのだそう。どんなお店なのか。

今回、恐竜・古生物好き小学2年生の息子と一緒に、その全貌を取材してきました…!

おしゃれな外観に化石マークがかわいい

場所は福岡県民なら誰もが知るおしゃれスポット、福岡市中央区赤坂の「けやき通り」。

アートな店舗が軒を連ねる空間に佇む「買える化石博物館」は、1979年築の店舗のヴィンテージ感を活かすため、できる限り手を入れずに、そのまま利用しているそう。

1979年築の雰囲気を残した店内

正直、実際に訪れるまで「どんな人がやっているんだろう?」、「小さい子どもが一緒で大丈夫かな」など、少しハードルが高いように感じていました。

ドアを開けるとそこは…。

そんな心配をよそに、笑顔で出迎え入れてくれたオーナーに向かって放った息子の第一声は、

アンモナイトが埋まってる!アンモナイト踏んだ!」(笑)

階段もよく見ると

そう、なんとドアを開けてすぐの3段ステップに、アンモナイトが埋まっているんです。もちろん本物

アンモナイトが!

前日ひとりで訪れた私は、オーナーに教えてもらうまで気づきませんでしたが、さすが古生物好き男子。

店内に入ると、大人の私からはちょうど目線の高さに、存在感のある、アイコニックな「ケブカサイの頭部」が目に入ります。

ですが小さい息子が真っ先に向かって行ったのは、レアな化石が並ぶコーナー。

早速オーナーに「お目が高い!」と言われ嬉しそうな息子が見つめる先には、

どれも貴重な化石たち

「アンモライト」と呼ばれる北米の一部のエリアでのみ発生する特別な化石や、オーナー推しの大型哺乳類「メガテリウム」のハンドクロウ、「トリケラトプス」の角、などなど、貴重な化石たち。

「こんなお店を作られるからには、オーナーさんはさぞや恐竜や化石がお好きなんだろうな…」とお聞きしてみると、

本当は売りたくないくらい、なのが正直な気持ち(笑)。でも、自分だけのものにしておくのではなく、多くの方に見ていただき、価値を分かってくださる方に買っていただければ本望です」とのこと。

手前から2番目がメガてリウムの爪です

そして、「ちなみに実は僕、恐竜はそんなに詳しくないんです。どちらかといえば太古の大型哺乳類が好きで、特にメガテリウムが好きなんです。大きさは約6メートルもあるんですよ!ここで言えば、向かいのビルくらいまでかな。人間と同じ哺乳類で、そんなに大きな動物がいたなんてすごいなぁと思います。だからこの化石が手に入った時は本当に嬉しかったです」とのこと。

このコーナーは、少し高い位置に作ってあるので、未就学児のお子さんは、親御さんが抱っこしてあげた方が良いかもしれません。そうやって、親子で一緒に太古の世界に想いを馳せるのも貴重な時間になりますね。

持参した化石と見比べてみる。

実は息子、前日から「(オーナーさんに)見せたい!」と大好きなスピノサウルスの歯先の化石を大切にリュックに詰め、ワクワクしていました。

見比べる息子の様子

持参した化石をオーナーに見てもらい、「すごいね!」と褒めてもらい嬉しそうな息子。展示されているスピノサウルスの歯の化石と、持参した化石を見比べて、「きっとここの部分だよね!」と自慢げ。

もし本物の化石をお持ちの方がいれば、息子のように、展示されている化石と見比べてみるのもおすすめです。触れてはいけない化石もあるので、お子さんから目を離さないように注意しながら、太古の生き物の生態を学ぶ機会にしてみてはいかがでしょうか。

アイコニックなケブカサイ

恐竜や古生物のフィギュアなどがあれば持参して、「身体のこの部分だよね!」などと見比べるのも面白いかもしれません。

触れる化石のコーナーも。

触れる化石のコーナー

さらに、こちらのお店には、子どもも触れる化石のコーナーも用意されているんです。

アンモナイトや三葉虫など、じっくり触って、ひとつひとつの表情の違いを感じてみてくださいね!

おススメは2階からの景色。

さて。店舗に入ってすぐの天井には、「アングスティナリプテルス」という翼竜が飛んでいます。

「アングスティナリプテルス」という翼竜

オーナーに「これ、何だと思う?2階に正解が書いてあるよ!行ってみたら?」と誘われ、ワクワクしながら2階へ。

2階には、少しうす暗い空間に、照明に照らされた精巧な化石のレプリカが、並んでいます。

カッコいい…!

2階には頭骨の精巧なレプリカも。

そして、ここから見下ろす景色がとても素敵です。

2階からの眺め、おすすめです

オーナーも、階下を見降ろしながら「ここからの景色、良いですよね!」とまるで、夢の世界を眺めているような眼差しが印象的でした。

※小さいお子さんでも安全なよう、オープン時には、階段や2階手すりにスチール棒が追加設置されるそうですのでご安心ください。

ちなみに息子のお気に入りはここからの景色だそう。

化石の飾り方は必見。こだわりは化石以外にも。

オリジナルポスター
オリジナルTシャツ

実物化石だけではなく、ポスターやグッズのTシャツにもオーナーのこだわりが。

どうやら、地球の歴史を示す「地質年代表」をメタルミュージック風に再デザインしたそうですよ。
販売前から全国のメタラー(メタル愛好家)の中で評判だそうです。
詳しくはこちらのお知らせか、直接店舗で確かめてみてくださいね!

※架空のメタルフェス風 地質年代表グラフィック(Tシャツ、ポスター、ステッカー)
https://www.kaseki.jp/post/goods-metal-fest-20240821

次に見て頂きたいのが、化石を飾る台座

ここでしか買えない台座

化石に合わせて全て手作りのオリジナルで、ここでしか買えません。本体には「買える化石博物館」のロゴマークが入っているのですが、なんと透かすと影が!(興奮!)

こんな感じ▼

すごい!

細かいところまで、本当にこだわりが詰まっているんです!

現代アートにインスピレーションを受けた展示方法

オーナーは、アートが身近な国イギリスのロンドンに以前住まわれていて、その間に毎年開催される「ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(王位芸術院)のサマー・エキシビション」に強く刺激を受けたのだそう。

そこではプロ・アマ問わず、世界中から選考されたアート作品が展示され、展示物は全て購入可能なのだとか。「作品に値段が付けられていると、会話のきっかけになり、コミュニケーションが取れることに気づいたんです。それにやはり、値段が気になってしまうが人間の心理だと思うんですよね。」と話してくれました。

飾り方でもこんなにも見え方が違うのだと感心してしまう。

化石収集のきっかけも、著名な現代アーティスト「杉本博司」さんの化石コレクションを江之浦測候所(神奈川県小田原市)で見て衝撃を受けたのが原点なのだそう。アートに造詣が深いオーナーだからこそ、「化石をアートに」が体現できたのだと納得しました。

人材育成にも力を

この「買える化石博物館」、ゆくゆくは、子ども向けワークショップも実施したいとのこと。さらに、学生アルバイト向けに奨学金制度(化石や古生物を専攻、研究している大学生、大学院生を対象)も用意されていたりと、人材育成にも力をいれているようです。

ワークショップの内容は検討中だそうなので、「こんなことしたい!などお客様からのお声は大歓迎です!」とのことでした。

これからの「買える化石博物館」が楽しみで仕方ありません。

オーナーのこだわりの詰まった、この素晴らしい空間を味わいに。

そして「本物の化石を眺める、触れる、化石を買うという体験」を楽しみに、ぜひ、オープンしたての

「買える化石博物博物館」へ沢山の方に訪れて頂きたいなと思います。

オープン日の8月23日(金)は「北海道産・アンモナイトの化石」、翌日の8月24日(土)は「アメリカ産・古代爬虫類の化石」を先着20名まで、中学生以下のお客様(お一人様1つ)にプレゼントがあります。

「買える化石博物館」

公式サイト:http://kaseki.jp

公式Instagram:https://www.instagram.com/kaseki_jp/

公式X:https://x.com/kaseki_jp

所在地:福岡市中央区赤坂2-6-5

営業時間:火曜〜金曜:11時〜18時、土曜:10時〜19時。

定休日:日/祝/月曜日、その他年末年始、夏季休暇他。

アクセス:西鉄バス 赤坂3丁目バス停より徒歩1分、空港線 赤坂駅より徒歩13分、七隈線 六本松駅より徒歩13分。

取材/文 ライター ゆき

編集/探究舎 ホウボウ

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