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特別展「鳥」内覧会に行ってきました!


 国立科学博物館(東京・上野公園)では、2024年11月2日(土)から国立科学博物館初の鳥類をテーマとした特別展「鳥 〜ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統〜」を開催しています。こちらの内覧会に、小学生の息子とお邪魔させて頂きましたので、レポをお送りします!

目次

我が家と鳥

現在小学2年生の息子は、恐竜に興味をもったあとも、その後様々な生き物に興味を広げましたが、小さいころから鳥も大好きです。恐竜と鳥の、生き物としての繋がりを知ったことは、きっかけとして大きいと思います。

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将来の夢は、テレビ番組「ダーウィンが来た!」で観た、「猛禽類の保護施設で働く人」だそう。

そんな彼のために、今年は家族で掛川花鳥園を訪れたりもしました^^

今回は主催のご厚意で、そんな彼と親子でメディア内覧会に参加させて頂きました。その全容をご紹介していきますね!

なぜ今「鳥」展なのか

科博で初めての「鳥」の特別展。なぜ今「鳥」なのかー?

総合監修担当の西海功先生がこれについて解説をされました。

「鳥は人間の次にゲノム解析(=生物の遺伝情報を総合的に解析すること)が進んでいるといわれている生き物なんです。これにより鳥の系統というのが正確に分かるようになりました。

この最新の研究成果を踏まえ、

たとえば「ハヤブサは、実はタカよりもインコに近い(!)」など、新たな知見を加味して分類された「目」ごとに鳥たちの標本を展示し、鳥類の進化や多様化について学ぶことができます。

鳥類大系統樹

こちらの「鳥類大系統樹」はぜひじっくり見て頂きたいです。何目が一番多いかな?

「また鳥は、生態系でも重要な役割を果たしています。

昆虫食、種子食、肉食、多様な鳥が多様な役割を果たしている。ほかにも、花粉媒介、種子果実を食べたり、キツツキは巣穴をほることで、自分で穴をほれないリスやフクロウ、いろんな生き物の住む場所を提供したり、他の生き物たちの豊かな生態系の中で重要な役割を果たしています。

しかし、絶滅危惧にひんしている鳥も多い。ぜひ地球環境を考える機会として欲しいです。」

鳥展のみどころ

1.600点以上の標本

600点といえば随分多いように思われるが、国立科学博物館の収蔵庫には約3,000の標本があるとのこと。その中でも見栄えのいいものや、他に国内博物館から集めたものを展示したとのこと。様々な鳥が所せましと並んでおり、圧巻です。

2.史上最大の鳥の復元

「ペラゴルニス・サンデルシ」の生体復元モデル

この展示会のために、国立科学博物館の「現生鳥類研究者」と「古生物研究者」が協力し、史上最大の飛べる鳥「ペラゴルニス・サンデルシ」の生体復元モデルが制作されました。2600万年ほど前に生息していたとみられるこの鳥は、翼を開いたときの長さが実に7mにも及びます。

これだけ大きな鳥は何を食べて生きていたのか、想像が広がりますよね。

3.見応えある企画が満載!子どもにわかりやすいイラスト解説も!

ぬまがさワタリさんが描かれたイラストが非常に面白く、わかりやすくおススメです。小学生の息子はあちこちイラストのあるブースを回っては、ゲラゲラ笑っていました(笑)。

小学生でも、イラストを見て、漫画を読んで、解説を読むというプロセスはふみやすく、大人はもちろん、子どもにとっても興味をもちやすい展示方法だと感心しました!

鳥展のグッズコーナー

公式ホームページに掲載されている「ペラゴルニス・サンデルシ」や、ウッドストックのぬいぐるみはもちろん、鳥にまつわる愛らしいグッズがところせましと並んでいます。ちなみに公式のお菓子はひよこでした。

寄り道のススメ

ムーセイオンでは特別展コラボメニューがスタート

筆者は開催前日にお邪魔したため、スタート前だったのですが、現在館内のレストラン「ムーセイオン」では、特別展コラボのメニューがスタートしています。ぜひのぞいてみてくださいね。

上野駅構内にある「スタディールーム」でも、鳥展をフューチャー

上野駅構内にある「Study room」も、現在「鳥展」をフューチャーした品ぞろえです。その他にも自然科学が好きなお子さん、大人の方にはたまらない空間が広がっていますので、ぜひのぞいてみてくださいね!

鳥展の開催概要

<開催概要>
◆展覧会名: 特別展「鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統~」
◆会  期: 2024年11月2日(土)~2025年2月24日(月・休)
◆会  場: 国立科学博物館(〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20)
◆主  催: 国立科学博物館、日本経済新聞社ほか
◆公式サイト: https://toriten.exhn.jp/(2024年夏リニューアル予定)
◆公式SNS: @toritenjp(X、Facebook、Instagram)
※所蔵記載がない標本は、国立科学博物館所蔵。

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